時間はどっちに流れている?
最近、自分の周りには未来は分かっていると主張する人が多いです。さらには自称、宇宙人の人も増えた気がする。twitterを見ていた時にふと、高城剛さんのツイートを見たときすごく心に引っかかった。
そして、人によって時間の捉え方が違うというのではという考え方に至った。
今の地球人のほとんどは、過去に原因があって今の自分がいると思っているんです。
— 高城剛 (@takashiro_bot_) 2017年12月28日
よく「あの時、ああしたから」って、言うじゃないですか。
そうじゃないんですよ。
だって、時間は未来から過去に流れているんですから、原因は未来にあるわけです。未来があって、今、結果が出ているんですよ。
映画「メッセージ」を見て。
2017年の春に公開された「メッセージ」を映画館で見た。ネタばれになってしまうのだが、主人公の言語学者のルイーズは宇宙人の言葉を理解していく過程で宇宙人の時間感覚が身についてゆく。宇宙人の時間感覚というのが、人類の、「過去、現在、未来」と区切る時制とは異なり、「過去、現在、未来」を一つの時制として認識する。ルイーズは宇宙人の言語を理解していくうちに未来を見通せる能力を身に付ける。
人は言葉を通して世の中を理解している。半分は感覚的に理解するのが難しいと思いつつも、もう半分は腑に落ちた部分もあった。
社長の話
自分の勤め先の社長、2050年ぐらいまでのテクノロジーの進歩を1枚のA4資料に図説した
未来予想図なる資料を見せてくれる。社長曰く、情報収集を怠らなければ大体の未来は予測可能
であり、それにどう適応していくか考えなければならないといつも言っている。
人それぞれな時間の捉え方
映画「メッセージ」の話はちょっと飛躍しすぎかもしれませんが、時間をどのように捉えるかってとても大切な事だ。
例えば、ある友人にヨガって健康に良いよと勧めてみたとする。「自分は身体が硬いから無理」
これは、過去に重きを置いている人の回答。一方、未来志向の人なら健康な自分をイメージしとりあえずやってみる。そこから、身体が柔らかくなっていくかもしれないし、ならないかもしれない。
前者の場合は過去の経験をベースに判断するからどんどん人生の幅が狭くなっていく、後者は未来
のビジョンに向かって様々な試行錯誤を繰り返すので人生の幅は広がって行く。
別に優劣は無いと思いますが、今は変革をもとめられる時代、変化に強い未来志向後者の方が、生存して行く可能性は高いと思います。
私の結論
未来が分かるという人に、では、地震やテロなどのカタストロフィーを予知できるのかと言えば
予知出来ないと思います。未来を見れる人は時代の大局の流れを感じる事が出来るのだ。つまり、過去を起点として、その延長線上に未来を描くか。未来を思考しそこから逆算して今を構築するのか。自称宇宙人の人は将来、人類が宇宙に行く姿を既に頭の中に思い描いているのかもしれない。